塾創立のエピソードは、今からさかのぼること40年前に始まります。
当時は、学習研究社の家庭用教材を販売していました。すると保護者の皆さまから、
「なかなか自宅で勉強をしない」
「わからないところを教えてほしい」
といった声をいただくようになりました。
その声に応える形で、緑区・中川区・一宮市に勉強スペースを設け、講師を配置しました。
販売した教材をしっかり活用し、疑問を解消できるようにしたことが、現在の塾の始まりです。

忘れられない生徒との出会い

40年間、多くの生徒・保護者の皆さまと出会いましたが、今でも特に印象に残っている生徒がいます。
彼が入塾したのは中学2年生の夏。入塾時の成績は、体育以外すべて「2」。数学に至っては、分数の計算すらままならない状況でした。

そんな彼がある日、私に尋ねました。
「今から頑張って勉強すれば、公立高校に合格できますか？」
その真剣な眼差しは今でも忘れられません。

彼は毎日欠かさず教室に通い、指導時間以外も机に向かい続けました。その努力の結果、見事に鳴海高校に合格。さらに高校時代も毎日のように教室に通い続け、ついには国立・神戸大学工学部へと進学しました。

彼の努力と継続の力には、心から「すごい」と感じました。そして保護者の方からいただいた感謝の言葉も、今なお鮮明に覚えています。

鹿山校20周年を迎えて

これまで支えてくださったすべての生徒・保護者の皆さまに、心より感謝申し上げます。
20年間の積み重ねは、皆様の多くの笑顔と努力の結晶そのものです。

そして今、私たちは節目の20周年を迎えました。
ここからまた新しい一歩を踏み出し、子どもたちの学びのお手伝いをさせていただきます。